2008年7月27日日曜日

日高沿岸コンブ漁

 日高沿岸の採りコンブ漁が解禁になって、既に、二週間が過ぎたのに一日も採れる日がなく、浜からは、悲鳴があがつていました。
 今朝は少し曇り空でありましたが、だんだん良い天気になり、待ちに待った漁が始まりました。元気な声が浜に広がり、干場は黒ぐろとしたコンブのジュウタンでみるみるうちに一杯になります。
 日高のコンブは乾燥機を使わない天日乾燥。家族総出の作業で、その日の夕方には取り込まれます。乾燥されたコンブは、切り揃え、小屋で寝かされた後、色、艶、重量、幅ごとに選別されます。長さ105cm、20kgで束ねた長切昆布はもちろん、切断された根側や先端側も出荷されます。また、時化(しけ)で海岸に寄せられた「拾いこんぶ」も大切に扱われます。日高では大切な地場の宝、「昆布」。その出荷の要(かなめ)である「長切昆布」は、天気と時間との勝負でもあります。それだけに、この天気が続いてくれると良いのですが...。

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