2018年1月10日水曜日

成人式

 1月8日は成人の日、日高管内の各地では前日の7日に成人式が行われました。
 今年の新成人は全国で123万人、人口の1%を割り込んでおり、最も多かった1970年の246万人の半分になっています。出生数も2016年には100万人割れを記録し、将来の人手不足や、社会制度の劣化が懸念されています。
 昨年、経産省若手官僚チームの政策提言がネットに流れ注目を集めました。
 「今後は人生100年、二毛作三毛作が当たり前なのに、昭和の標準モデルの制度と価値観から抜け出せないから変革が進まない。これが多様な生き方をしようとする個人の選択をゆがめている・・」と、現状に切り込み、各種提言をしています。
 我々にとっては、まずは故郷に働く場所のあることが、人口定着、出生数増加を促すと思いますが、若者たちの声をどれほど信頼し、吸い上げているのか、はつらつとした新成人にエールをおくりつつ考えさせられました。

2018年1月8日月曜日

出初め式

 1月4日から日高管内各地では消防の出初め式が始まりました。今年の屋外行事は雪のない穏やかな天気に恵まれ、すがすがしい年初めとなりました。屋内の式典では、勤続50年、30年、20年、10年、の隊員に表彰が行われ、今年1年間の無火災を祈願しました。
 高齢化に伴う被災弱者の増加が懸念されるなか、人口減少に伴う若者の減少もあって、過疎地での消防機能の低下が深刻になっています。正規消防職員以外にも、女性や外国人居住者も防災対策上重要な応援部隊となる時代です。まちぐるみの防災体制確立に向け、さまざまなワークショップの場で、防災をアピールしていきたいものです。

初セリ

 仲買人や小売店、漁協関係者などが参加して今年一年間の安全操業や豊漁を願い、三本締めで新年の初せりがスタートしました(写真は日高中央漁協の初セリ)。朝、 水揚げされた松川ガレイやソウハチガレイ、ツブや真ダラ等々が 威勢の良い掛け声の中でせり落とされていきました。
 海水温の変化もあってサケやイカの不漁に心配の声があがり、中国漁船乱獲の影響や、北朝鮮からの越境も話題になっています。
 漁業も守る漁業から育てる漁業に変わりつつあり、観光振興にも絡んだ、付加価値産品の開発なども地域課題になっています。
 水産業は日高圏域振興の大きな柱です。官民と住民の知恵や情熱で産業の6次化に取り組んでいきたいものです。

2018年1月7日日曜日

新年交礼会

 管内各地で新しい年が動き始めました。浦河商工会議所主催の新年交礼会や新ひだか町の新年交礼会も開催され、今年1年間の抱負が語られました。
 商売繁盛の誓いや参加者同士の年頭挨拶も例年より明るく力強く感じられたのは少し前に明かりが見えてきたからでしょうか。
 景気に水差すような大企業の不祥事が目立った昨年でしたが、 AI(人工知能)や、IoT(あらゆるモノがネット化)がさらに暮らしに浸透しそうな今年。
 3年前アベノミクスで言われていたトリクルダウン(一部が豊かになれば、それが他にも波及して全体的に豊かになること)効果が現実に地域にも及ぼされてくることを期待しています。

騎馬参拝

 明けましておめでとうございます。
 穏やかな新年を迎えました。今年で109回目となる騎馬参拝は雪の少ない中で行われ、多くの町民や関係者が今年1年間の無病息災を願っていました。
 昨年は、キタサンブラックの活躍が、馬券を買ったことがない人たちにも、競馬の存在や馬産地日高を印象付けることになりました。
 株価も26年ぶりの高値をつけ、好景気を印象付けています。末端庶民の暮らしが実感するような息の長い好景気になるのか、日高圏域の底上げにつながることを期待したいものです。

2017年11月28日火曜日

日高町里平小学校の閉校

 日高町里平小学校が来年3月、70年の歴史に幕を引き閉校されることとなりました。戦後開拓で入植された方々と共に子供たちを育て、地域の歴史をはぐくみ地域住民のより所としても頑張ってきましたが、人口減少社会の流れには勝てず、閉校となります。
 恵まれた自然環境の中、山村留学(里親留学、親子留学)で注目を集め、成果を上げて今日まで来ました。現在、在校生は6人で、この日は卒業生や地域の方々も参加し、在校生と一緒に思い出を語りあい時間の過ぎ行くのを忘れていました。
  変化が激しい今の時代は教科書の中で学んだことはあまり役に立たない、と言われますが、未来を担う子供たちが頭でっかちにならないためにも、心のふるさととして当地がいつまでも残ってほしいものです。

2017年11月21日火曜日

日高管内技能者の集い

11月10日の「技能の日」と「職業能力開発促進月間」にちなんで開催される「技能者の集い」が日高管内新ひだか町で開催されました。優良技能者には、新ひだか町静内の福田佳彦さん(塗装技能士(35))が、技能者養成貢献事業所には早川塗装さん(新ひだか町静内) が表彰されました。
 福田義信日高地方技能訓練協会長からは「技能者の社会的地位の向上や次世代の技能継承を図るため、技能者の集いなどを通し正しい社会的評価がされるよう努力していく」とのお話がありました。記念講演では、今年106歳で亡くなった建具師(現代の名工)を父に持つ西田喜一郎(85)さんから「親子で築いた職人への道のり」と題して「新風古都欄間」(すべて木材により立体的に作られた神社仏閣の欄間と組み合わせる工法)を考案した父と共に、仕事を認めて貰えるまでの体験などが語られました。「職人は技術とともに人のつながりも大切である」との西田氏の、体験をもとにした言葉は会場にも深い感銘を与えていました。

2017年11月13日月曜日

日高管内商工会青年部連合会結成50周年

 日高管内商工会青年部連合会が結成50周年を迎え、新ひだか町の静内エクリプスホテルで記念式典が行われました。式典では、来賓の挨拶や歴代会長に功労者表彰があり、記念講演と記念祝賀会等があり、更なる一層の結束と組織の飛躍を目指すとの誓いを新たにしていました。
 今の社会環境は50年前には想像もできない変化を遂げています。その時代その時代に適合し生き残るのは大変なこと。様々工夫やご苦労があっての50年と思います。
 奇しくも、会場のホテルは、楽天朝ごはんフェスティバル北海道地区大会で2014年から3年連続第2位を獲得してり、今年は第1位に輝きました。地場の食材と地元のお母さんの愛情こもった料理がこの快挙を成し遂げました。
 地元にはたくさんの宝があることを改めて教えてくれました。皆様の益々のご活躍を祈念しております。

2017年11月6日月曜日

北海道功労者表彰

 11月3日文化の日、今年の北海道功労者表彰式が行われました。今年の受賞者は「学術教育への貢献」で元北大学長の佐伯浩(76歳)氏、「文化振興への貢献」で木版画絵本作家の手島圭三郎(8歳)氏、「産業振興への貢献」で(株)ニトリホールディングス代表取締役会長 似鳥昭雄(73)氏に高橋知事より伝達されました。佐伯氏の研究は流氷対策構造物建設に大きな貢献をされ、手島氏はアイヌ文化への造詣も深く、本道文化の振興に貢献されています。似鳥氏は「北海道応援基金」の生みの親でもあり、地域づくりへも大きな貢献をされいます。
 また、各市町村でもそれぞれの自治体ごとに表彰式が開催され、文化やスポーツ、自治功労者への感謝状贈呈と永年その町に貢献して下さった方々へ労苦をねぎらった式典が執り行われました。この場を借り、心から敬意を表し感謝申し上げます。
 

2017年11月1日水曜日

通行再開

 1年2カ月ぶりに待望の通行再開です。昨年8月の台風で被災し復旧工事が続いていた国道274号の日勝峠、その通行止めが28日解除されました。14時から再開通記念式典が道の駅樹海ロード日高でおこなわれ、開発局はじめ工事関係者、地元住民、三輪日高町長等、自治体関係者、 国会議員等々のご来賓の方々が喜びのなか、開通を祝いました。
 当初、開通までには2年以上かかるのではないかとの声も聞かれましたが、小型無人飛行機「ドローン」による空中撮影が開通を早めた大きな要因とお聞きし、近代利器の人類貢献を実感しました。かつての人海戦術に依っていた測量に比べ、現場を立体的に可視化でき、より精度の高い対策の検討なども可能になっているようです。異常気象による災害の大型化が目立つ今、ドローンはなくてはならない機械となってきたようですね。

第47回門別ししゃも祭り

町内外からの観光客、約一万二千人が旬のシシャモの焼鍋汁、寿司等々に舌鼓を打ちました。祭りメニューでは「生シシャモのつかみ取り」や「スダレ干し早作り大会」に特に多くの人が集まっていました。出店では一夜干しシシャモが格安提供され、長い行列ができていました。今年の漁獲漁は昨年並みで、値段も手頃、天気は曇り空でしたが、なんとか雨も避けられたことから、まずはシシャモ日和になったようで主催者も一安心していました。
 シシャモは日本だけでとれる固有種、それも日高、釧路の太平洋沿岸だけでしか獲れない貴重な資源です。
 人工ふ化はかなり難しいようで、被災に伴うシシャモ減を防止するための植樹活動が重要と言われています。今後、環境学習の際にはシシャモの保全についても大いに宣伝してほしいと思います。祭りを利用した環境啓発パネルの展示なども有効かと思いました。

2017年10月26日木曜日

イカ漁に期待

 ようやく来たイカ、不漁続きのイカ漁で「今年は駄目か」と、なかば浜は諦めとため息の毎日でしたが、久々のスルメイカで浜は活気づきました。やっぱり来るものが来ないと浜は元気にならないのです。豊漁が続いてほしいものです。
 函館未来大学の和田雅昭教授は、漁師の協力を得て、イカの生息する水温を位置や深さごとにデータ化し、AI(人工知能)を使ってイカ釣り漁の漁場予測に役立てようと研究しています。実用化すれば操舵室からいつイカの群れが現れるかの予測や、漁獲量の予測も可能になり、資源管理にも大いに役立つと期待されています。
 温暖化や、外国船の混入で資源の枯渇が心配される現在、日本独自の技術力が水産業にも展開される時代がやってきたのだと思います。祈豊漁

日高昆布フォーラム 2017 in さっぽろ

 日高昆布フォーラム2017inさっぽろ、が 道新ホ ールで開催されました。 この イベントは「 旨味があって味が良く調理がさやすくたべて美味しい日高昆布を多くの人たちに食べて頂き知っていただき、消費拡大と産地活性化を図りたい」 との様似町坂下町長の言葉を形にしたもので、今回で10回目、札幌と地元それぞれで5回ずつの開催になります。10回の節目となる今回、会場には約500人の方々がお出でになり、講師の星澤幸子さんや、だしソムリエの桃井一元さん(苫小牧)の講演に耳を傾けました。また会場入り口前では日高海の市が開かれ、昆布や根昆布、焼き昆布とろろ昆布、タコ足や鮭ハラス、シシャモ、ホッケ、ソウハチカレイ等々が特別価格で売り出され完売しました。
 種火から焚き付けへ、焚き付けから薪へと広がる炎のように、このイベントもいずれ赤々と燃えあがる地元の大きな宝になると確信しています。

2017年10月4日水曜日

収穫祭異変

 収穫の秋。今年も日高路は各地で収穫イベントが開催されています。えりも町のイベント「第36回えりも海と山の幸フェスティバル」も例年通り開催されましたが、いつもとは様子が少し違い戸惑いの声も...。
 昨年に続きサケが不漁で、メインイベント「サケのつかみどり」が「豊引き」に替わりました。朝に水揚げされたサケをかき集め用意された50尾の、少し寂しい祭になりました。
 浜は元気でなければなりません。「サケよ帰って来て!」。みなの願いが会場を包むかのようでした。
 「不漁は年々流氷が減っているせいではないか」と心配する人たちがいます。流氷に含まれる植物プランクトンが動物プランクトンや魚の餌になっているからです。私たちも環境の変化を注視していかねばならない時代になっていると感じます。

オータムセール

 新ひだか町の北海道市場で二日から三日間の日程で、サラブレッド1歳馬の競り市、オータムセールが始まりました。
今年のセールは春のトレーニングセール、セレクションセールにサマーセールが、いずれも近年最高の売り上げだった ことから 関係者は期待を寄せています。
海外でも競馬はギャンブルやスポーツとして人気がありますが、同時に景気の影響を受けるといわれます。セリ値が上がれば好景気も本物?!。年々増える外国人観光客も取り込んで、新たな競馬需要として掘り起こしたいものです。


2017年9月27日水曜日

秋祭りに思う

 9月の日高路は秋祭りが各地、各町々でおこなわれます。五穀豊穣を願い、地域の安全安心を願う気持ちに変わりはありませんが、人口減少と少子化が地域の元気を薄めるように、祭りの様子を少しずつ変えて来ている気がします。
 それでも、御輿や境内で出店を出して、演芸会や剣道や相撲で子供たちに「ふる里の思い出づくり」の協力をしたいと頑張ってくれている人々、ボランティアのみなさんたちのおかげで何とかお祭りが継続しています。地域の思いが道政や国政に反映されて交流人口が増え、賑わいが続くことを願ってやみません。

シャクシャイン法要祭

 9月23日 新ひだか町の真歌公園内にあるシヤクシヤイン像前で71回目の法要祭が開催されました。
 シャクシャインは今から350年も前の人。当時争った松前藩との和睦交渉の酒宴の席で、和人に謀殺されたのですから、今の我々からすれば「何とむごい!」の一言に尽きるでしょう。
 いったい和人で350年経ってもこのように祀られている人はどれほどいるでしょうか。
 赤ん坊はあの世の祖先の霊が帰ってきたものと考えるというアイヌ民族の死生観があってこそ、人間味あふれる法要が続いているのではないのか、ふと、そんな気がしました。

2017年9月19日火曜日

敬老会

 敬老の日、ここ新冠町節婦町では自治会の主催で敬老会が開催されました。毎年75才以上の皆さんに案内を差し上げ、食事をしながら懇親の時間を過ごしています。のど自慢の歌声もにぎやかに、お年寄りはもちろん、来賓・自治会役員の方も次々に舞台へ..。ビンゴゲームではプレゼントを渡され、笑いに包まれた楽しい会にみなさん感謝していました。いつまでもお元気でいてほしいものです。
 高齢化が進み4人に一人は65歳以上の時代になり、もうじき、10人に一人は80歳以上という時代がやってきます。長寿化は医療や介護費用の増加につながりますが、誰でも必ず老いるのですから、元気なうちは自分の健康維持にいっそう励みましょう。それが安心して暮らせる社会づくりに貢献することになると言えるでしょう。

2017年8月22日火曜日

チプサンケに思う

 平取町二風谷の沙流川流域で第48回になるチプサンケ(舟おろしの儀式)がおこなわれました。観光客や大学生など約500人が5隻の丸木舟に交代で乗り込み、約2キロの川下りを楽しみました。
 これまでの地道な努力もあって、アイヌ文化も広く知られるところとなってきています。
 訪日観光客の需要も「モノ」観光から「コト」観光へと体験を求めるようになり、地方への観光の伸び率が三大都市圏を上回る勢いです。同時に、アクティビティー(釣り、登山、カヌーなど)、自然(鳥、湖、山、流氷、湿原など)、異文化体験(先住民族の文化など)を取り入れたアドベンチャーツーリズム(AT)が注目を集めるようになっています。北海道にはこのAT観光の条件が備わっている地域が多く、時世に乗って大いにアイヌ文化も周知したいもの。日高圏域の団結でアイヌ文化を取り入れた北海道観光をけん引していきましょう。

鮭漁の季節

お盆も終わり、いよいよ鮭漁の季節です。昨年は全道的に不漁であり、イカやサケ、サンマなどの稼ぎ頭が期待外れに終わりました。今年こそはと期待しているところですが、反応はいましばしの感。それでも浦河港の荷捌き場には、先日から始まつた小定置漁でのサケの水揚があり、脂がのって形も良くうまそうで、9月から始まる本定置網漁に期待が膨らみます。
 ふと見るとその中に南の魚が…!魚名は天狗ハギと思われます。今年の海水温が特に高いとのニュースはありません。 漁の異変には流氷の減少が関係しているかもしれないと指摘する専門家もいます。流氷ができるときには周囲の海水は塩分濃度が増し、それが沈んで海水の循環をもたらすそうで北半球全体に影響を与えるとか。ともかく、気候変動は穏やかであり、漁への影響も最低限であってほしいものです。